隣町にある 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の筑波宇宙センターが面白い。
気象衛星や通信衛星などの実物大模型やバックアップ用に作られたものの使われなかった実機などが手に届く距離で見られる。
さまざまなトラブルを乗り越え7年をかけて日本に戻ってきた「はやぶさ」は1/2レプリカ。
月周回衛星「かぐや」が撮った月の地平線から昇る地球のハイビジョン映像は何度見ても飽きない。
青い海、白い雲、砂漠の茶色、森林地帯の緑・・・なんと美しい星、地球ぞ。
400Km上空の国際宇宙ステーション(ISS)にぶら下がっている日本の実験棟「きぼう」。
実物大の「きぼう」のレプリカの中はマイクロバスの車内ほどの広さ。
「この中では常にサーキュレーターが空気をかき回しています。吐いた二酸化炭素を再び吸い込むのを防ぐためです」と説明員。
地上では重たいCO2は床に下りるが、無重力の世界では吐いた位置にそのまま留まるから危険だという。
ISSに参加しているのは15か国。
滞在する6人の宇宙飛行士たちへの物資輸送は日本の補給機(HTV)「こうのとり」が昨夏引退したアメリカのスペースシャトルに代わって主役を担う。
これまで2度打ち上げられ、今年7月に3回目が予定される。
HTVの大きさは直径4m、長さ10m弱。
観光バスが収まる巨大なものだ。
水や食料、新しい実験機材など最大6トンを詰め込んだ「こうのとり」は、長さ56mのH-UBロケットで打ち上げられる。
「太陽光を使って電気はいくらでも現地調達できますが、地上から届けなければならない水は最大の荷物なんです」
荷物を下ろした「こうのとり」には役目を終えた実験機材や汚水、衣類などを詰め込み、大気圏に再突入させて燃やす。
「洗濯に大事な水を使うわけにはいかないので、着た衣類は空のHTVに積んで燃やします」
使い回し型のアメリカのスペースシャトルと異なり、日本のHTVは使い捨て。
「1回の打ち上げに約300億円かかってもこちらのほうが安上がりなんです」
筑波宇宙センターにはこれまで平日に何度も訪れているが、今回初めて休日に行ってみた。
子どもの姿も多く、休日には研究者が出てきて質問にも丁寧に答えてくれる。
つかの間でも「地球を俯瞰できる場」・・・、定年退職男には格好の知的遊び場だ。
JAXA筑波宇宙センター
入場無料。
茨城県つくば市千現2-1-1
TEL 029-868-2023
posted by kathy at 15:45| 東京

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