2011年07月26日

「牛を轢いたら人よりも高くつく」は変わっていない?・・・中国の大事故の行方


いやぁ〜オドロイタ。

CDや映画の海賊版、バッグ、高級時計の偽物どころか今ではバイクや車のデザインまで平気でコピーする国、中国。

その中国で高速鉄道先進国から技術供与を受けて作った「新幹線」が追突事故を起こし、約200人以上の死傷者が出た。

国の威信をかけて「自前で開発した技術」と海外特許を申請したまでは「コピー大国らしい」でやり過ごしていたが、今回、大事故の翌々日に営業運転を再開したのには仰天した。

20時間ぶりに2歳の少女が救出されたのは、「車両からは生命反応がなくなったので、復旧作業に切り替える」と発表したあとだった。

さらにその直後、信じられないことに事故車両を現場に掘った大穴に埋めてしまった。

これにはさすがの中国民衆もメディアも切れた。

ネットには怒りの声があふれ、政府に近い新聞も再発防止よりも運行再開を急ぐ当局の姿勢に疑問を投げかけた。

その結果、きょうは埋めた車両を再び掘り起こしたという。


事故車両には事故原因を解析するためのさまざまな痕跡が残っている。

JR福知山線の事故では55日間にわたり運行をとりやめ、レール、車両、衝突したマンション、電柱などの傷跡を時間をかけて分析した。

航空機事故の場合、再発防止のため同型機の飛行を一時取り止めるのは常識だ。


数年前、中国で「車で牛を轢いたら人よりも高くつく」という話を聞いたことがある。
 *関連記事  
  http://kathy-2nd-life.seesaa.net/article/75459986.html

まさかと思っていたが、今回の事故処理を見ていると、その話があながち大げさでもないと思えてしまう。

しかし、地震・津波のような天災でも、鉄道事故のような人災でも為政者がどのような姿勢で事故処理にあたるのかを国民はしっかりと見ている。

今回、いつもと違うのは民衆の怒りに加えてメディアも当局に噛みついている点だ。

すでに始まった「プラス面の情報だけ流すように」との報道規制に対抗してどこまで新聞、テレビが事実を報道しきれるか・・・

北京オリンピック、上海万博、そして高速鉄道網と国の威信をかける事業が続いたが、それらにからむ汚職や手抜き工事も次々に問題になっている。

威信をかけるテーマを掲げ続けなければまとめきれない13億人の大国。

さすがに一党独裁では息切れしてきたようだ。

posted by kathy at 21:57| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 思う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昨日のニュースで本当に驚きました!!

中国の臭いものに蓋は
すごい!!!

ディズニーランドの物まねも知らぬふり・・・
今回の事故も知らぬふり・・・

でも結局掘り起して元へ戻し

でも途中で知らぬふりを
又するのでしょうか?

恐るべし大国です。

Posted by okamiです!! at 2011年07月27日 21:57
おはよ〜、okamiさん!

同じ社会主義国家でも、北朝鮮よりは常識が通る国だと思っていましたが、こういう事故のあとの対応のしかたを見ていると北朝鮮と似たり寄ったりですね。

結局、それぞれの立場の人間が「どこを見ているか」で対応が変わるんでしょう。

たぶん鉄道省は中央を見て早期に復旧しなければと思っていた。原因究明なんて二の次。走らせながら解明すればいいと。

そのやり方をいったんは承認した中央政府は、怒る世論に反応して「掘り返せ」と命ずる。

メディアも今は鉄道省を非難していますが、早晩、党中央の報道規制の中で動きが鈍っていくでしょう。

抗議行動を起こしている遺族たちがどこまで頑張れるか。
Posted by kathy at 2011年07月28日 10:37
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