2008年02月24日

映画「I am legend」

最近見た映画…41pR62flYFL._AA240_

「I am legend」 (オフィシャルサイトはこちら

ある日、癌などに効く特効薬が開発される。すばらしい薬のはずだったが、逆にそれは人類を滅亡へと導く恐ろしいウィルスを生み出してしまった。このウィルスに感染すると狂犬病のような症状を経て凶暴化し、死に至る。

空気感染もするこのウィルスの発生地はニューヨーク市。

元米軍陸軍中佐であり科学者のロバート・ネヴィルは、3年もの間愛犬サムだけを家族として、動物園から逃げ出した鹿などを狩り、公園でトウモロコシを栽培する生活を送りながら、このウィルスに効く血清の開発と生存者の捜索を続けていた。

ネヴィルは、世界中で人間が絶えていくなかで生き残った、唯一のウィルス免疫保有者だった・・・。

人間が人間を襲う怖さ…、そして意外な結末。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


自然界にないもので作った薬や食べ物には必ずと言っていいほど副作用があるように思います。

クローンの牛や羊は2代、3代と続く中で、予期できなかった変異が突然発生するかもしれません。遺伝子組換えの大豆だって…。それが人間だと…。

もともと草しか食べない牛に、粉砕した骨や肉を混ぜた飼料を与え続けた結果、狂牛病が生まれました。これが人間に感染し、ウィルスが進化して人間同士に広まるようになったら…。

鶏インフルエンザが鶏から人間に、そして人間から人間へ…。政府が日本だけで60万人が死ぬを試算している新型インフルエンザの発生は時間の問題と言われています。(関連記事はこちら

この種のテーマを娯楽映画にしてしまうアメリカ…。
昔の西部劇と違って、最近の映画に登場するヒーローは最後には死んでいきます。そして、伝説(legend)扱いの人間に…。

戦う目的をくるくる変えてしまったイラク戦争。
それにはっきりと国民が「ノー」を示した大統領予備選。
アメリカ自体が病んでいるのでしょう。
posted by kathy at 11:49| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月16日

西の方面、異常あり!何かの爆発?

0802160425.JPG
(16:25 撮影)

西の方から低い真っ黒な雲がもくもくと広がっています。

よく見ると、1か所から湧き出ているようです。

何かの爆発?
posted by kathy at 16:45| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月22日

ベネチア映画祭金獅子賞受賞「長江哀歌」…中国の呼吸音が聞こえる!

2006年ベネチア国際映画祭で金獅子賞グランプリを受賞した中国映画「長江哀歌」を見ました(オフィシャルサイトはこちら) 。監督は弱冠36歳にして「若き名匠」と言われるジャ・ジャンクー(賈樟柯)。

長江1.jpg1993年に着工した長江の三峡ダムは中国の国策事業の中でも最も重要なもの。大河・長江の景勝の地、三峡のほとりにある古都・奉節(フォンジェ)は二千年の歴史を持ちながら、ダム建設によって、伝統や文化、記憶や時間も水没しつつあります。

ここを舞台に綴られる二人の男女の物語。16年前に別れた妻子に会うため、山西省からやってきた炭鉱夫サンミン。2年間音信不通の夫を探しに、やはり山西省からやってきたシェン・ホン。
長江3.jpg
 

物語は、この2人の別々の日常を中心に、時代の大きなうねりに翻弄されながらも日々を精一杯に生きる人々を描きます。

主役級を除く出演者はすべてロケ地である三峡に住む人々。彼らの声、息遣い、身のこなしは時にドキュメンタリーと勘違いさせるリアルさを映画にもたらしています。

そして、沈む行く建物の解体と新たな構造物の建設の音…背後に常に流れるこれらの音は、底知れぬエネルギーと急成長下で生まれる矛盾と混乱にあえぐ中国の呼吸のようでもあります。

長江2.jpg
共産党の一党独裁と言いながら、実体経済は市場経済そのものの中国。日本の10倍以上の人口を抱えて落としどころを手探りする国の指導者たち、そして不平を言いながらも「以前よりは楽になった生活」を実感し、享受する人々。

さまざまな混沌の渦の中、指導者と人々の間に「大混乱」回避についての了解が暗黙裏に成立しているように見える中国。この国は「時間」を上手に使いながら、成熟と落ち着きを身につけつつあるようです。
posted by kathy at 11:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月06日

1作目を超えるのは難しかった? 映画「続・三丁目の夕日」

映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を見てきました。(オフィシャルサイトはこちら

bg(2).jpg1作目はレンタルDVDを自宅で見たのですが、今回の2作目は映画館で。

1回きりのつもりで作った監督はじめ、制作者たちの思い入れがたっぷり詰まった1作目は、中身も濃く、作り方も丁寧で、日本アカデミー賞を総なめしました。

映画会社サイドから「もう1作を」と要請されて作った2作目は、制作スタッフも出演者も前作と一緒なので手馴れた感じですが、間延びや飛ばしすぎの箇所がかなりあるのが気になりました。

「先が読めるシナリオ」のせいか、腹を抱えて笑うようなシーンはあまりなく、逆に「これでもか、これでも泣かないか」と無理やり泣かされる場面はたっぷり盛り込まれています。

CGなどのVFX技術はすごいですね。高速道路が上を覆う以前の日本橋、都電や当時の車が走る昭和30年代前半の道路、東京駅などは、これだけでも一見の価値があります。

主役の後ろを歩く通行人の髪型、服装をみているだけでも、ずいぶんとなつかしい。そういえば、授業参観に来てくれたおふくろがあんな感じだった…。

この映画、シナリオよりも「あの頃の復元映像」として大拍手です。
posted by kathy at 10:55| Comment(6) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月26日

中南米三大文明を2時間で覗く

今のペルーのあたりに栄えたインカ文明、メキシコ南部にあたるアステカ文明、グァテマラ、ホンジュラスなどにまたがったマヤ文明…。

世界遺産の宝庫である中南米の三大文明の遺構、遺跡は旅人の憧れの地ですが、飛行機を乗り継いでも数十時間かかります。たぶん、これらの地域に私が足を踏み入れることは、この先ないでしょう。

その意味でも、東京でこれらの一端をを整理して見せてくれる「インカ マヤ アステカ展」のようなイベントはありがたいもの。行かなくっちゃ。で、おととい、カミさんと上野・東京科学博物館へ。

約2万年前、アジアと陸続きだったアメリカには我々日本人と同じモンゴロイドが移り住みました。人形の土偶にも、絵に描かれた人物にも、もちろん彼らの子孫の顔にも何か親しみを感じるのは「遠い親戚」だからでしょう。

巨石を運ぶ重機はおろか、牛馬の力持ちもいなかった時代に築いた巨大ピラミッド群。毎年、春分の日に太陽の陰影で浮かび上がる大蛇の神…、並外れた数学、天文学、建築技術には驚かされます。


マチュピチュ2.jpg
(写真はマチュピチュの遺跡。スペイン軍から逃れて築いた最後の砦、との説がありましたが、当時の王の別荘というのが最近の定説。これらの史実を書いた複雑な文字の解読が進んだのは、わずかこの数十年のことです)

ヒスイを多用した美しい装飾品の数々。今も鮮やかな色が残る土器の彩色はどんな技術だったのか。

さまざまな神への信仰心が厚く、ミイラの腹いっぱいに詰められた食料などは、死者を介して神々に感謝のお供えをしたのか。

オドロキの極みは作物の豊穣を願って生きた人間の血を土に注ぐ生贄(いけにえ)の儀式。生贄を確保するための戦もあったようで、ある祭典では数千人の捕虜が胸を裂かれ、心臓をえぐり取られました。

作物→食料→消化→糞尿→堆肥→作物、というのが自然の流れですが、彼らは大量の血を捧げることで豊穣の神が喜ぶと考えたようです。


それにしても、この展示会、大変な人でした。
約2時間をかけて回りましたが、たぶん、展示物、説明パネルの半分も見られなかった?
posted by kathy at 10:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月25日

決して人混みが好きなわけでは…。

きのうはカミさんと上野へ。
東京でデートなんて、ホントに久しぶり。
ところが…。

行き先は東京科学博物館。出し物は「インカ マヤ アステカ展」。7月からやっていて、見に行きたいとは思っていたのですが、結局、実現したのは展示最終日のきのう。

2か月半やっていたので、もうガラガラだろうと思ったのが過ち。会場の前には30分待ちの看板の脇に長蛇の列が。れれれ!

先週はフラガールにフラれ(記事はこちら)、今週は上野公園の散歩で終わるのか…。
いえいえ、今回は粘りましたよ。そして、館内へ。

大変な人でした。展示物は壷や装身具など比較的小さいものが多かったので、人と人のスキマ越しに覗き見るのが精一杯。パンダ騒ぎやモナリザ騒動、思い出しますね。

人混みの中に入ると、日本人の体格のよさにもあらためて感心します。身長172センチ、160センチの我々もいずれ「ノミの夫婦」になるでしょう。もちろん、お相撲さんのような幅広の人もた〜くさん。

ようやく順番が来て、実物を眺め、説明書きを読み、もう一度実物を…、なんて見方をしていると、横からドシーン。少し揺らぐと、今度は肩をぐりぐりと突っ込まれ、あっという間に、目の前に大きな背中が。

他人とぶつかったとき、「ゴメンナサイ」のひと言を言う人もどんどん少なくなっているような気がします。

肩ひき、腰うかし、傘かしげ…「江戸しぐさ」のような気配り、生活の知恵はぜひ残したいものですが。

マナー、気配りを考えさせられた上野でした。
え? 肝心の展示内容についての感想は、ですって? 

THINKING.JPG(「私も考えちゃうよ」…。帰りは西洋美術館の庭を通って上野駅へ)
posted by kathy at 12:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月05日

マイケル・ムーア監督「シッコ」

シッコ(おしっこではありません)を見てきました(オフィシャルサイトはこちら)。

「華氏911」で戦争で誰が得するのかを暴き、「ボウリング・フォー・コロンバン」でアメリカ銃社会の矛盾を突いたマイケル・ムーア監督の最新作です。

映画のオフィシャルサイトではSICKにOを加えたSICKOを「ビョーキ」と訳していますが、今回は医療保険制度の矛盾を通して、米国自体の「病い」をえぐります。

米国の医療保険の大半はHMO(健康維持機構)という、民間の保険会社が医師に給料を支払って管理するシステム。「治療は不要」と診断した医師には「無駄な保険支出を減らした」という趣旨の奨励金が出ます。

回転ノコで中指と薬指を切断したある男性は、医師から「中指治療の自己負担は6万ドル(約720万円)、薬指なら1万2千ドル(約144万円)。両方ともくっつけますか、それとも…」と聞かれ、薬指だけにしました。

ある女性は太りすぎ、別の男性はやせすぎを理由に保険の適用を拒否されました。

交通事故に遭って救急車で病院に運ばれた女性は、救急車利用を保険会社に事前申請しなかったことを理由に支払いが拒否されます。「意識のない状態で、どうやって事前申請ができるというの」と女性は憤慨します。

一方、経済的な理由などで保険に入っていない人は5千万人。治療を受けられずに年間1万8千人が死んでいくそうです。9.11テロの犠牲者の6倍強です。

保険に入っている人も、高額な自己負担や保険会社の支払い拒否に会い、多くの人が自己破産に追い込まれます。

国民皆保険制度が議論になることはこれまでにもありましたが、HMOが多額の献金で議員たちを抑えこみ、彼らのロビー活動で逆に自分たちの都合のいい法律をどんどん通していきます。

マイケルムーア監督は隣国カナダをはじめ、イギリス、フランス、ドイツ、そしてキューバも回りますが、いずれの国にも「助け合う」趣旨の国民皆保険制度があり、保険会社の利益よりも患者の命が大切にされていました。

仕事中に4本の指を切断したイギリスのある男性は、医師の適切な措置で4本とも機能回復しました。治療代はゼロ。
「指を治すことだけを考えました。保険会社に相談?なぜ、相談しなければならないのですか」と英国人医師。

HMOからカネをもらっている議員たちが「国民皆保険制度は社会主義のもの。医師は仕事も選べず、給料も安い」など言います。しかし、監督が回ったいずれの国でも、医師たちは高い地位と十分な収入を得ていました。

治療費が払えなくなった患者を車に乗せて遠くの路上に放置する最後のシーン…、「支払い能力を失った患者を見捨てる」保険会社と病院の行動ですが、あまりにもショッキングです。

戦争がなくなっては困る産軍複合体、物騒なほど笑いが止まらない全米ライフル協会、金の切れ目が縁の切れ目を実践する医療保険…。アメリカには摩訶不思議な利益共同体が存在し続けます。

「世界に民主主義を拡大する」と言いつつ、その実「不安定を拡大する」アメリカ。そろそろ、そのおせっかい性格を改め、自らの足元の多くの矛盾を本気でなおしてほしい、と強く思うのですが。


この映画、ひと足先にアメリカで公開されていますが、大きな反響を呼んでいるようです。国民皆保険制度が、大統領選挙の新たな争点になる可能性が出てきました。注目しましょう。
posted by kathy at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月21日

日系三世の米国人監督が作った映画「ヒロシマナガサキ」

米国人監督が作ったドキュメンタリー映画「white light,black rain ヒロシマナガサキ」を見ました(この映画のオフィシャルサイトはこちら)。

intro022.jpg

1945年7月、アメリカは世界で初めて原子爆弾の実験に成功し、翌月の8月6日に広島に、3日後の8月9日長崎に投下しました。

約1週間後の8月15日、日本はポツダム宣言受諾を表明し、無条件降伏します。

その日中に亡くなった犠牲者の数は広島約14万人、長崎約7万5千人。この衝撃の大きさは「1億総玉砕」、「本土決戦」を叫ぶ声が残る中で日本を「戦争の終結」に向かわせました。

映画では被爆者14人、投下に関わった米軍関係者4人の証言を軸に投下前、投下の瞬間、投下後、その後の被爆者の心身と周囲の変化が語られていきます。

監督のスティーヴン・オカザキは52年生まれの日系三世。「はだしのゲン」の英訳本を読んで原爆に関心を寄せ、25年間に及ぶ取材を重ねてこの映画を作りました。

米国は原爆投下後20年以上も経ってから非公開だった関連資料の閲覧を始め、当時の写真やアメリカ軍が撮影したフィルム、各種資料などの存在が明るみになりました。

監督はこれらの資料も丹念に解析し、事実を淡々と描いていきます。この種の映画に多いプロパガンダ臭はありません。

原爆の怖さはその日に死んだ14万人(広島の場合)という犠牲者の多さもさることながら、その後の原爆症や合併症でさらに6万人以上(同)が亡くなっていることです。

さらに病気に苦しみながら仕事にも就けず、結婚もできないなどの差別が広い範囲で蔓延した事実、悩みぬいて自ら命を断った人が多かったことを私はこの映画で初めて知りました。

妹を自殺で失った姉の証言
「私も死のうと思いました。でも、怖くて死ねませんでした。死ぬにも勇気が要ります。生きるにも勇気が要ります。私は、ひとりで生きていくことにしました」

その後の差別に苦しんだ被爆者の証言
「空軍も陸軍も海軍も持たない。駐留軍と一緒に作った憲法9条はすばらしいものです。これは、何があっても守らなければ…」

原爆投下機エノラ・ゲイに乗っていた元兵士の証言
「何人かが集まると、決まって『イラクに原爆を落としゃいいんだ!』と言うバカなヤツがいる。核兵器が何なのかわかっちゃいない。わかっていれば、こういうことは言えない」

この地球上にはすでに広島型原爆換算で40万発の核兵器があるそうです。米国が日本で原爆を使った際の大義「戦争の早期終結」は、現在の紛争当事国はもちろん、核保有国も同様に唱えることができます。

敵の先制攻撃にやられないためにはこちらが先に攻撃を仕掛ける…。「持つ」ことと「使う」ことは兵器の場合、ほとんど同義語でしょう。どうも、「使う瞬間」が迫ってきている気がして仕方がありません。

広島型数十発の同時爆発で地球は破壊されるといわれます。つまり、人類滅亡…。この悪夢の選択をしない唯一の道は核兵器をなくすことです。そんなことは子どもでもわかっているのですが…。

月曜日の2時の回でしたが、岩波ホールの席はほぼ埋まっていました。

追記)この映画のことはmmeazores さんのブログ「私の好きなもの」で知りました。あわせて、そちらもご覧ください。
posted by kathy at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月31日

イラクと日本は闘う気力に大きな差…アジアカップ観戦

テニス仲間の女性いわく「日本チーム、何よあれ…。ぜんぜんダメね」。

家庭の主婦まで遅い時間帯の中継を見たサッカーアジアカップ決勝トーナメント。3連覇がかかっていた日本は、結局決勝に進めず、3位決定戦でも韓国に破れ、4位に終わりました。

umishima0731.jpg優勝したのは、当初「予選リーグどまり」の声もあったイラク。近隣諸国でプレーする選手を集めて参加しましたが、国内では一度も合宿ができず、大会のゲームを通じてチームづくりを進めました。

多くの選手が家族、親戚、友人をイラク戦争とその後のテロで失っています。

韓国を破って決勝進出を決めた数日前にも、祝って町に出た人々が自爆テロに襲われ、50人が死亡しています。犠牲となったひとりの少年の母親は「この子の死をイラクチームの勝利に捧げる」と語ったとのこと。

選手たちは前へ前へ進むゲームを貫き、あのサウジアラビアを終始圧倒して勝利を手にしました。選手のひとりは「勝利で国民を勇気づけたいと思っていた。でも、逆に僕らの方が勇気づけられた」と述べています。 
(写真:優勝したイラクチーム。日刊スポーツのHPからお借りしました)

我が日本チームはというと、あてのないボール回しに終始し、中間点に転がったルーズボールは攻めあがる相手にことごとくとられるお粗末さ。「嫌がる」ことを仕掛けない日本は、相手にとっては組し易いチームだったことでしょう。

個人技術、体力、スタミナ、覇気、組織力…優勝したイラクをすべての面で4位の日本を上回っていました。特にイラクの選手の驚異的なスタミナは、彼らの「闘う気力」が最後まで支え続けていたように思います。

気になりませんでしたか? ゲーム中の日本の選手たちが、やたらとオシム監督のいるベンチの方を見るのを。
親の様子をうかがう「行儀の良過ぎる」子どものようでした。前だけを向くイラク選手とは対照的でしたね。
posted by kathy at 11:07| Comment(3) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月26日

映画「ピアノの森」を見る

おとといは休日出勤の代休をとったカミさんと映画「ピアノの森」を見に。雲ひとつない青空で、空気もカラリ。3週間前にいた北海道を思い出す日でした。( ̄ー ̄)

1005263.jpg天才肌の海、努力家の修平、ピアノを通じて友情を育て合う2人の少年を描いたアニメ映画です。

原作は同名の漫画。バックにピアノの名曲が流れます。特に海が弾くピアノはウラディーミル・アシュケナージの演奏。これはすごい!

ストーリーはわかりやす過ぎて感動以前と感じましたが、となりのカミさんは時おりハンカチを目に…。

補聴器の世話になっているカミさんが映画を見られるかどうかが心配でしたが、大丈夫だったようです。聞けば「補聴器をつけるとうるさすぎたので、途中ではずした」とのこと。右耳に残っている弱い聴力をフル稼働させたようです。
posted by kathy at 09:35| Comment(4) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月16日

Nスペ「硫黄島 玉砕戦〜生還者61年目の証言〜」、今晩、再々放映

********************* 放映中止? ********************* 21:39現在の情報追記

どうやら、地震の特別番組のため、Nスペ「硫黄島 玉砕戦 〜生還者61年目の証言〜」の再々放映は中止になる模様です。

***************************************************************



去年夏に放映されたNHKスペシャル「硫黄島 玉砕戦 〜生還者61年目の証言〜」が、今晩、再々放映されます。
ご覧になっていない方は、ぜひぜひ。

タイトル NHKスペシャル「硫黄島 玉砕戦 〜生還者61年目の証言〜」
放 映  今晩7月16日(月) 午後10時〜10時54分 NHK総合テレビ
第33回 放送文化基金賞 テレビドキュメンタリー番組部門本賞受賞

去年の放映時のマイブログ関連記事

2006年8月8日 「Nスペ『硫黄島玉砕戦』を見て」

2006年8月28日 「Nスペ『硫黄島…再放送』を見て」

060807_cQ.jpg

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以下はNHKの番組紹介文から

昭和20年2月から1か月の死闘の末、2万人の日本軍守備隊は援軍や補給を断たれて「玉砕」、その戦いは本土決戦に向けて国民を鼓舞する象徴とされた。しかし兵士たちはどのように玉砕戦を戦い、命を落としていったのか、これまでその詳細が語られることはほとんどなかった。負傷した結果、米軍の捕虜となり、奇跡の生還を遂げた元兵士もいたが、犠牲者への配慮から口をつぐんできたためだ。

今回、捕虜尋問記録をはじめ米軍資料やわずかに残る生還者の証言から浮かび上がった真実。それはいわゆるバンザイ突撃のような玉砕ではなく、兵士一人ひとりが楯となり、米軍の占領を遅らせ皇国に寄与する、という凄まじい持久戦だった。命令系統は崩壊し、水も食料もない中、兵士たちは降伏を拒み孤立した戦いを続けながら壮絶な死を遂げていったのである。

一方、死傷者2万8千人を出す史上最悪の戦闘となったアメリカでは衝撃を受け、空襲を中心とする「味方に犠牲を出さない戦争」へと傾斜を深めていくことになる。

日米双方の兵士の証言、人が住めない島になった硫黄島の現況、新発掘の資料を徹底取材し、近代戦争の転換点と言われる硫黄島の戦闘の真実を明らかにする。
posted by kathy at 09:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月31日

軽く描いても重たいものはやはり重たい…映画「パッチギ!」

映画「パッチギ! LOVE&PEACE」を見た。(オフィシャルサイトはこちら

mo4969.jpg在日韓国人一家の涙、怒り、笑い、喜びの物語。
74年頃、つまり戦後約30年たった東京下町が舞台。

反戦、差別、愛、さげすみ、へつらい…。
井筒和幸監督は重たいテーマをできるだけ軽く見せようとするが、それがかえって見る者の胸を押しつぶす。

「イムジン河」、「アリラン」が背景に流れるシーンは切ない。

それにしても、この映画に登場する日本人のほとんどがあまりにもまともじゃない。もっと、ノーマルな感じ方、生き方をしている日本人はいるのだが。亀裂を深めようとする意図は監督にはないと思うが、ちょっと気になる。

きのうは駐車場も映画館もいっぱいだった。
ん? 水曜日。そうか、レディースデーか…。


posted by kathy at 09:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月13日

「言葉」が生む不寛容…映画「バベル」を見た

映画「バベル」を見た。

旧約聖書によれば、神は人間の驕りを戒めるためにそれまでひとつだった言語をバラバラにした。「バベルの塔」の話である。

そこから無理解、不寛容、対立が広がっていく。そして、現代…。

mo4930.jpgモロッコ、アメリカ、メキシコ、日本の4言語でオムニバス風にドラマが進行する。

その中で日本人少女チエコは聾唖者ゆえに言葉の狭間で揺れる象徴的な存在として描かれる。

ボタンのかけちがい、はずみ…、「そんなつもりじゃなかった」ことが4言語各地であたかも時差のようにずれながら起きる。悪い方へ悪い方へと動いていくいやな流れ。

どれも、どこかで経験したことがあるような、ないような…。
不規則な、あいまいな記憶がさざなみのように寄せる不思議な筋立て。見事な緊迫感…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

言葉、宗教、文化、習慣…、民族間に横たわる多くの違いの中でもっとも多くの対立、不寛容の原因になっているのは「言葉」だろう。心を通わせる手段であるはずの言葉が、皮肉にもひどい悪さをする。なぜ?。

中国語を話す人の数は英語圏の総数よりも多い。しかし、その中国語でも広東語と北京語では津軽弁と鹿児島弁の会話ほども通じないという。

欧米を旅行するときは片言の英語でことを済ませるが、日本に来たアメリカ人が英語で道を尋ねると、「片言の日本語くらいは勉強してこいよ」と少し腹を立てる。

言葉は、どちらかが優位に立ってもお互いの理解が遠のく。エスペラント語をはじめ中立語の試みがあるが、せめて国際会議あたりから国際中立語の採用が実現できないものか。
posted by kathy at 16:30| Comment(2) | TrackBack(1) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月30日

これぞ、世界一の桜劇場、角館

26日角館(秋田県仙北市角館)、27日弘前(青森県)の桜追っかけツアーに参加した友人から昨夕こんなメールが届きました。

「予想開花を自分で決め、実施20日前くらいに申し込んだツアーです。この種、出たとこ勝負の追っかけツアーは外れ確率が高いですね」

つまり、期待はずれだったようです。
やっぱり「桜は見ごろに見なきゃあ、タダの木」ということでしょう。

角館の「料亭 稲穂」の亭主、後藤さんと女将からの今朝のメールをご紹介。まさに、今日、あすが見ごろとか。
これぞホンモノの日本一、ということは世界一の桜です。

女将のブログ「角館物語」はこちら

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
世界一の桜の里 言わずとも世界一になりました。
世界一の桜劇場 最高の場面になりました。


新潮社記念美術館前の八重紅しだれの濃いピンク
しだれ桜の薄いピンク、染井吉野の白っぽいピンク
れんぎょうの黄色、雪柳の白
この花達が織り成す景色には思わず言葉を失います。

ここ両日が最高潮の景色になることと思われます。

さすが世界一の桜の里、
日本人に生まれてよかった、
日本人である事を誇れる
気持ちになるのは私だけでしょうか?

(伝承館前 しだれ桜 満開)
7.4.30.densyou.jpg

(平福記念美術館前 しだれ桜 9分咲き)
7.4.30.hirahuku.jpg

(名勝桧木内川桜堤 染井吉野 9分咲き)
7.4.30.dote.jpg

(名勝桧木内川桜堤 古城橋側 染井吉野 8分咲き)
7.4.30.dote2.jpg

(安藤家前 太田家 しだれ桜 満開)
76.4.30.oota.jpg

(田町武家屋敷 新潮社記念文学館 八重紅しだれ桜 7分咲き)
7.4.30.bungaku.jpg


posted by kathy at 08:37| Comment(6) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月27日

角館の桜、佳境寸前!(今朝のさくら情報)

角館(秋田県仙北市角館)の「料亭 稲穂」から今朝の桜情報が届きました。しだれ桜は見ごろ、桧木内川桜堤のソメイヨシノはこれからのようです。
時間にゆとりがある方は、武家屋敷が建ち並ぶ東北の小京都、角館に駆けつけて日本一の桜(ということは、つまり世界一の桜)を堪能なさってはいかが?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(以下は稲穂の亭主、後藤さんからのメール)

おはようございます。
世界一の桜の里 角館!
世界一の桜劇場 佳境寸前!

伝承館前の枝垂桜は最高潮になってきました。
今日も天気が良いので満開状態になるのでは、
他のしだれ桜は3分から6分といったところです。
染井吉野は今2分咲き本日中に5分には咲きそろうでしょう。
気温次第ですが最高になるのは30日か1日では無いでしょうか?
このまま低温で進むと5月の連休も素敵な桜を楽しむことが出来ます。

(内町 表町下丁 伝承館前 しだれ桜 8分咲き)
7.4.27.den.jpg

(桧木内川桜堤 染井吉野 2分咲き)
7.5.27.dote.jpg

(伝承館横 しだれ桜 ピンクのカーテン)
7.4.27.den2.jpg

(岩橋家前 ピンクのカーテン)
7.4.27.iwahasi.jpg

(石黒家前 これから良くなります)
7.4.27.isiguro.jpg

(田町武家屋敷ホテル前 ここの今年の「八重紅しだれ桜」は最高になりそうです)
7.4.27.tamati.jpg



 
posted by kathy at 09:55| Comment(6) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月24日

桜前線、角館に至る!

「いよいよ世界一の桜の里劇場の始まりです」…、角館(秋田県仙北市角館)の「料亭 稲穂」からはずんだメールが届いた。

まだ枝の方が目立つが、数日も経てば日本一の桜が見られる。日本一の桜は世界一。冒頭のコメントが決して過剰表現ではないことが証明される。「乞うご期待」である。

7.4.23.densyou.jpg

7.4.23.dote.jpg

7.4.24.densyou.jpg

7.4.24.dote.jpg

7.4.24.kawarada.jpg

7.4.24.tamati.jpg

(いずれもきのう、今日の朝の桜模様。撮影は稲穂の亭主、後藤さん)
posted by kathy at 10:14| Comment(6) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月21日

笑顔で「問答無用」

1週間前にレンタルDVD4本(計800円)を借りて、返す日が半日過ぎてしまった。
完全なうっかりミスだったが、ショップで丁重にミスを詫びて返したら…。

感じのよい女性店員がニコニコ笑いながら…。
「お待たせしました。ハイ、延滞料金4本で800円です。ありがとうございました」

笑顔で「問答無用」の仕打ち。
延滞料金の支払いにお礼まで言われちゃった。

丁重に詫びただけ、ソンしたかな…。
posted by kathy at 16:47| Comment(4) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月18日

おススメ映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」

映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」を見た。(オフィシャルサイトは→こちら

ごく普通の母(オカン=樹木希林)と息子(ボク=オダギリジョー)と、時々出てくる父親(オトン=小林薫)の物語。

mo4846.jpg

成功したわけでも、失敗したわけでもない。
もちろん、波乱万丈というほどの人生でもない。
カッコよくもない。かといって不細工でもない。

それでも泣かされるのは、見ている方がごく普通だからなのだろう。

そして、「ボク」の語りの部分では共感、同感しきり…。見る者のこれまでの人生、いろいろな年代で覚えた感情が「ボク」のつぶやきとあまりにも似かよい、重なっていたからなのか…。

感動映画ではない。
あえて言えば共感映画。
しかし、おススメ映画である。

それにしても、この作品に出てくる役者の抑えた演技は何なんだろう。それでいてテンポがいい。

「普通」、「日常」をとり上げていながら、ここまで見るものを引き込む映画に仕上げた松岡錠司監督の演出とその期待にこたえた役者たちに拍手。
posted by kathy at 10:03| Comment(4) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月07日

時速1キロの旅。桜、北へ…。

満開を過ぎ、桜が散り始めている。

桜の開花のスピードは時速1km。
1日24km、1か月で710km北へ進む。。

ゴールデンウィーク少し前に角館、そして弘前、その20日後あたりに札幌だろうか…。

昨日、このあたりの桜を見納め、撮り納め。
今年も十分楽しんだ。
さあ、北への旅を続けてね…。

nogyoshikenjo.JPG

(農業試験場通りの桜並木。道端には散り始めた花びらが…)

banpakupark.JPG

(万博記念公園内の池。湖面中央に2尾の白い鯉が泳いでいる)
posted by kathy at 09:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月06日

NHKスペシャル「激流中国 富人と農民工」の再放映予定

一昨日の記事で紹介したNHKスペシャル「激流中国 富人と農民工」が再放映される。

070401_a.jpg  070401_c.jpg

「激流中国 富人と農民工」の再放映予定

 4月8日(日) 午前10時〜11時5分
 NHK BS2


日曜の午前の再放映です。
前回見逃した方は、ぜひご家族みなさんでご覧ください。
posted by kathy at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月08日

映画「守護神」に見たアメリカ流「犠牲の正当化」

アメリカ映画「守護神」を見た。米沿岸警備隊(US COAST GUARD)のレスキュー(救難士)の物語。(オフィシャルサイトは→こちら

200人以上の遭難者の人命を救った伝説的レスキュー、ベン(ケビン・コスナー)と入隊したばかりのジェイク(アシュトン・カッチャー)の2人の間に父子にも似た絆が生まれていく。

そして、最後。

shugoshin.jpg

mo4750.jpg

挿入された遭難の実写フィルムや特撮で撮ったと思われる「救難活動」は迫力満点。入隊者のきびしい訓練模様にもドキドキする。

しかし、エンディングは「え?またこれかい」となってしまった。つまり、アメリカ人が好む終わり方を計算して作られた映画で、ヒーローは最後に死ぬ。

この結末は「アルマゲドン」など、米の作品で多く見られるシナリオ。「より大切なもののために犠牲に」ということなのだろうが、次々に戦争を引き起こしている国ならではの「正当化」に思えてならない。

息子をイラクに送り出している親たちはこの種の映画で癒されるのだろうか。だとしたら、つくづく不思議な国だ、アメリカは。

金をかけた映画の割りに、内容的にはB級。
posted by kathy at 11:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月24日

たまには歴史を振り返るのもエ〜ド…。

雨のきのう(23日)は「江戸城展」へ。休館日にぶちあたってしまった先日のリベンジというわけでもないが。

平日なのにずいぶんと混んでいる。ほとんどの展示物はガラス越しに見るのだが、その歩みはノロく、その見物客のさらに肩越しに覗き込まないと陽が暮れる。

太田道灌が最初に江戸城を築いた15世紀半ばの今の東京周辺には阿佐ヶ谷、中野、豊島、江戸、金杉などの領主がいた。展示された古地図に現在もある地名を見出すとなぜかホッとする。

CIMG3395(edo).JPG

(常設展示の江戸の町の模型。数百人の人形を見るだけでも面白い。特別企画展「江戸城」は撮影禁止だが、常設展示のほうはほとんどがカメラオーケー)

年始で総登城する大名たちに連れ添って城の中に入ることのできる家来はほんのわずか。行列を作ってお供してきた家臣のほとんどは坂下門や桜田門などの前広場で殿を待つことになる。

仮設トイレもない時代。正月の寒い屋外で待つ身の辛さは現代のサラリーマンにも通ずるものがある。当時の絵に描かれる衣装や持ち物、風俗、習慣などを読み取るのもまた楽しい。

尾張の殿様がまとめたマニュアル本が面白い。江戸城でのさまざまな儀式や並ぶ席順、公方様への献上品、名産品の大根の包み方に至るまで実に事細か。これさえあれば浅野内匠頭は吉良に切りかからずに済んだものを。

圧巻はCGで紹介される本丸御殿、大広間。その壮大にして絢爛豪華な建築物が詳細かつわかりやすくまとめられている。願わくば明暦の大火で消失した天守の内部もCGで復元してほしいものだ。

江戸の町には江戸城(天守62m)以外に高層ビルはなかった。車も走っていないから信号も交通事故、排気ガスもない。昼はどこからでも富士山が見え、夜は満天に星が瞬いていただろう。

260年余り続いた太平の世にあって鎧を身につけることはもちろん、ほとんどの侍は生涯刀を抜くこともなかった。物騒な現代よりもずっと平和でおっとりした世の中だったようだ。

追記) チケット売り場で

K「大人1枚ください」
チケット嬢「65歳以上の方でしょうか」
K「(ムッ)まだ、65には届きません」
嬢「失礼しました」
どうやら、65歳以上だと割引があるらしい。それにしても、この4月にようやく62になる「若僧」に対して「65歳以上の方でしょうか」はないでしょうに…。プリプリプリ。
ん?少し歳より老け込んできたのかなぁ…。

 *「江戸城展」は江戸東京博物館(JR両国駅から徒歩3分)で3月4日まで開催。一般1200円。
posted by kathy at 14:03| Comment(6) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月21日

「フラガール」、3月16日レンタル開始だってサ〜

ねぇ、ねぇ、みんな!
日本アカデミー賞総なめの「フラガール」のDVDが3月16日からレンタル開始だって。レンタル屋さんを覗いたら告知が…。

20061014133824.gif

(「フラガール」撮影現場の一コマ。蒼井 優(左)と共演の徳永えりの2ショット)

新作なので、2泊3日くらい借りて300円前後かな…、たぶん。

映画館で2度見たこの「フラガール」は間違いなく「元気をもらえる映画」。レンタルが出ればまた何度か見ると思うな…、絶対。

ところで、若年性アルツハイマー病を扱った「明日の記憶」はすでにレンタル中。アカデミー賞主演男優賞(渡辺謙)をとったこちらは「覚悟を決める映画」。その意味でもオススメ。
posted by kathy at 22:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月17日

フッフッフ、「フラガール」、やっぱり

去年見た映画の中で「フラガール」、「明日の記憶」がもっともよかったが、夕べの日本アカデミー賞授賞式でその2本とも大きな賞をもらった。

mo4063.jpg

特に「フラガール」は最優秀作品賞、監督賞(李相日)、助演女優賞(蒼井優)、脚本賞など賞を総なめした。「明日の記憶」は主役の渡辺謙が主演男優賞を受賞した。

2度も見てたくさんの元気をもらった「フラガール」は友人、知人にも勧めた映画。それだけに今回の受賞は正直うれしい。

◇ 「フラガール」関連ブログ記事 ◇

 映画「フラガール」に母を重ねる

 再び「フラガール」をカミさん、娘と…。

◇ 「明日の記憶」関連ブログ記事

 映画「明日の記憶」を見る
posted by kathy at 09:59| Comment(6) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月07日

「豊かさを感じる」ものって?

先日、何気なく見ていたNHK-BSで海外の番組を紹介していた。その日は、アメリカの放送局が世界を取材してまとめた「豊かさの違い」。

国によって、「豊か」と感じるものがこんなに違うとは…。

ニジェール(アフリカ)…自然、牛(放牧で流れ暮らす人々にとって家は無用のもの。もっているものは鍋、釜だけ。牛こそ命)

インド…善行、困った人のために尽くす(経済的にひと時金持ちになったら、いつまでも自分のものにせず次の人に回す)

アメリカ…金(マンハッタンにいくつものビルを保有する不動産王は「金がすべて」と言い切る)

ノルウェー…時間(自分の時間まで犠牲にして金を稼ぐのは馬鹿らしい。「我々はアメリカ人のようにはなりたくない」と言う)

番組では淡々と各国の人々が感じる「豊かさ」を紹介しているが、どれがいいとも悪いとも断じない。たぶんアメリカ人だろうプロデューサーの真の制作意図を知りたいところだ。

日本人が取材を受けたら、どのようなものが「豊かさ」と紹介されるのだろうか。
そして自分だったら…。
posted by kathy at 09:32| Comment(4) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月01日

映画「幸せのちから」

アメリカ映画「幸せのちから」を見た。全財産21ドルから億万長者へとのしあがった男の実話ドラマ。

1981年、サンフランシスコ。医療機器のセールスマンであるクリスは大儲けを見込んで新型の骨密度測定器を大量に買い取って売り歩いていたが、めったに売れなかった。

mo4833.jpg収入減からアパートを追い出され、妻にも逃げられてしまう。彼は5歳の息子のために一流証券会社への再就職を決意。正式採用まで、6か月間無給の研修生活がスタートする。

セールス、無給研修生、父親をこなすクリス。ようやく抱えていた機器がすべて売れ、上向くかに見えた生活がある日破綻する。未納分の税金が口座から引き落とされ残額は21ドルに。安モーテルも追い出される。

地下鉄のトイレで父子が寝る。悔しくて、怖くて、不安でクリスの頬を涙が流れ落ちる。どん底の貧しさのつらさ…。バックに流れるポール・サイモンの「Bridge Over Troubled Water」(明日にかける橋)が切ない。

無一文になっても、いつも一緒の息子のためにギリギリのところで踏ん張れるクリス。20人の研修生の中での成績も群を抜く。そして、ひとりだけ選ばれる最終試験へ。

金もなく一時ホームレスになったクリスは見事に6か月後に証券会社に入り、後に自ら証券会社を起こし億万長者になる。

幸せを金で買えるとは思えないが、最低限の暮らしには少額でも金が要る。金を余るほど得たその後のクリスと息子が本当にハッピーになったのかどうかは気になる。
posted by kathy at 12:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月27日

映画「それでもボクはやっていない」はコワ〜イ!

映画「それでもボクはやっていない」(→オフィシャルサイト)を見た。
怪談ものやホラー映画よりもずっと恐ろしい(もっとも、この二つはほとんど見ないが)。社会派ムービーの秀作。

soredemo.jpg応募した会社の重要な面接日、フリーターの金子徹平は満員電車で痴漢と間違われ逮捕された。取調べを通じて常に無実を主張するが、起訴され裁判が始まる。

ストーリーはスピーディに展開され、そして訪れる結末。有罪か、無罪か。
ぜひ見て欲しい映画のひとつなので、シナリオに触れるのはここまで。

幸いにも臭い飯を食ったことがないので、この映画が警察、検察、裁判の実態をどこまで正確に描いているのかはわからない。が、周防正行監督の抑え気味の演出が物語に怖いほどのリアル感をもたらしている。

  *<ご参考> この映画は、響さんのブログ「響の言葉」にも丁寧に紹介されています。


*******************************

1週間前(19日)、婦女暴行及び同未遂事件などで2002年に逮捕され、服役した富山県の元タクシー運転手(当時34歳)が、無実だったことがわかり、富山県警が男性の親族に事情を説明するとともに、謝罪した。

男性の犯行とされた2つの事件は、別の婦女暴行事件などで富山地裁高岡支部で公判中の無職男(51)が「自分がやった」と自供したため、元運転手が無罪だったことがわかった。

濡れ衣を着せられた元運転手は当初無罪を主張したが、被害者の供述をもとに作成された「似顔絵」が似ていたため、警察が追及する過程で「自白」し、裁判で3年の実刑判決を受けて服役していた。

服役し、刑務所を出てからの元運転手の所在は不明だ。ネット上には「すでに自殺している?」などの書き込みもある。故人となっているかどうかわからないが、30代半ばにして滅茶苦茶にされた彼の人生は後戻りできない。

刑務所に服役しているほとんどの受刑者は真犯人なのだろう。しかし、冤(えん)罪で無実の刑を受けている無辜(むこ)の人も少なからずいるようだ。

ある日、突然降りかかる冤罪。火の粉なら払えるが、警察、検察、裁判が寄ってたかって犯人に仕立て上げる災禍からは逃れられない。コワ〜イ話である。

   「十人の真犯人を逃がすとも、ひとりの無辜を罰するなかれ」 
                     (映画の冒頭に流れるメッセージ)

posted by kathy at 10:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月10日

ロシア人が描いた昭和天皇…

終戦前夜から直後の昭和天皇を描いたロシア映画「太陽」を見た。一時、日本での公開は無理だろうといわれていたようだが、昨夏から一部のミニシアター系での上映が始まっていたらしい。

きのう、いつも行く複合映画館「シネプレクス つくば」の上映予定をネットでチェックしたところ、この映画が上映されていることに気がついた。いきなりの上映だが、たぶん、急に決まったのだろう。

ロシア人監督(アレクサンドル・ソクーロフ)が描く天皇像、日本人観はさぞかし荒唐無稽なものだろうとの予断を持って見始めたが、映画が進むに従い、その取材と検証の丁寧さにいささかビックリした。

mo4489.jpg

(イッセー尾形演じる昭和天皇)

それまで現人神(あらひとがみ)だった天皇の終戦時(1945年)の年齢は46歳。翌年の正月、「人間宣言」を発して神格を否定したが、映画では特殊な立場におかれたひとりの人間として、その孤独と苦悩を丁寧に描いている。

敗戦が色濃くなった中の御前会議では、陸軍大臣が本土決戦を訴えるが、天皇は明治天皇の歌を詠み、国民の平穏を願って降伏の用意があることを示唆する。死を覚悟した大臣たちのすさまじい形相。

その後のマッカーサーとのやりとりにも目が釘付けになった。「あなたの決断次第です。日本の未来も、あなたの将来も。押し付けも強制もしませんよ」とマ司令官。これほどの重荷、重責って。


娯楽映画ではない。恐ろしく退屈な映画だが、日本人では天皇をここまで描くことはテーマ的にも無理だろう。興行的にはまず成功しないと思うテーマに取り組んだロシア人監督に、まず拍手!

昭和天皇を演じるのはイッセー尾形。劇中での見事な立ち居振る舞いは、昭和天皇そのものだ。「あ、そう」というあの口癖、独特の表情、そして、時おり見せる純真な笑顔…。イッセー尾形にも拍手!

しかし、戦争はなぜ始まったのか? そしてどうして回避できなかったのか?
見終わってもなお残る疑問…。
posted by kathy at 11:19| Comment(2) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月30日

重たい番組の感想と共に師走のご挨拶

NHKで4夜連続で放映されたBS特集「民衆が語る中国・激動の時代〜文化大革命を乗り越えて〜」を見ました。

経済発展めざましい中国の恥部ともいえる「文化大革命」を民衆の口を通して語らしめたものです。10年間に及ぶ文化大革命がいかに国を疲弊させ、民衆を苦しめたのか…。

40年前(1966年。昭和41年)から始まった文化大革命…、今回語った多くの中国民衆はちょうど私の年齢と重なっています。学生だった私は寮改革を訴える壁紙を貼ったりしました。これは単なる「紅衛兵かぶれ」ですが。

bunka3.jpg毛沢東の権力強化のために動員された紅衛兵たちはどんな考えで大人たちを糾弾したのか?、権力闘争に利用された集団心理とは?、自己批判させられた側の心境は?

生産性を高めようとした工場幹部が「走資派」(資本主義に与する者)のレッテルを貼られたり、人民公社の幹部がつるし上げられるなどで深刻化した産業・経済の停滞は、民衆の生活をどのように苦しめたのか?

反論すれば、今度は「お前も同罪だ」とやられる恐怖、子が友と一緒に自分の親をつるし上げる世の中とは一体?やがて起きる紅衛兵内部の対立は?(実際には銃、戦車を繰り出す凄惨な殺し合いだった)。

「農村に行って農民に学べ(下放政策)」で毛沢東に捨てられ、戸籍を農民に変えて各地に散った紅衛兵たちのその後は?(実際は稲と草の区別もつかない役立たずが多かった)

この番組は、これらの多くの疑問に答えを出してくれました。

重苦しい気持ながら、見終わってあらためて思うのは次の2点です。
 1、現在の中国の人々の発言の自由さ。
 2、当時の中国にあまりにも似た北朝鮮の今。たぶん、上級幹部が高級ワインを飲み、おいしい肉を食べて1発の核実験に有頂天になっている一方で国はますます疲弊し、民衆の苦しみは増していく…。

歴史に学ばない懲りない人間は次々に現れるのですね。

************************************************************************

2006年が心から笑えるすばらしい年でありますように…。   

今年の正月、カミさんと田んぼの中を小一時間歩いて不動尊へ初詣に出かけました。今年のおみくじは、何と「大凶」でした。そして、この秋の近畿ひとり旅で訪れた奈良・二月堂のおみくじが「凶」。

占い、方位、おみくじなどは信じませんが、この1年を振り返ると、必ずしも愉快なことばかりではありませんでした。祭りと修行は程よく前後して訪れるものなのでしょう。

みなさまには、ことしもブログを通じていろいろな教え、情報、刺激をいただきました。そして、あたらしい出会いも。
心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。

みなさまにとって、2007年が健康で心豊かな年になりますように。
そして、私にとっては、せめて初詣のおみくじくらいは「小吉」以上でありますように。信じないとは言いながら、少し気になる臆病なkathyです(笑)。

よい年をお迎えください。             kathy

posted by kathy at 10:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月28日

最近見た映画2編…「ありがとう」、「武士の一分」

最近見た映画を2篇、簡単にご紹介します。

「ありがとう」 (万田邦敏監督、赤井秀和、田中好子主演)

003(arigatou).jpg

95年1月の阪神淡路大震災で家、商売をなくしたある家庭の実話を映画化したものです。先頭に立って町の復興に取り組む50代のカメラ屋店主が、ゴルフのプロテストに合格するまでを描きます。このカメラ屋が実在のプロゴルファー古市忠夫氏。

実際の話を淡々と追うシナリオ自体にも興味を惹かれたのですが、何と言ってもこの映画の見どころはコンピュータグラフィックスや特殊撮影のリアルさ。

地震発生時の模様、その後発生した大火災、そして瓦礫の山…、どのように撮影したのでしょうか。地震の怖さをここまでリアルに表現した映画をほかに知りません。

ある意味では記録映画を超えた!?
もちろん、実際の地震の現場にいる恐ろしさはこんなものじゃないとは思いますが。

 *地震発生の6日後に神戸に入りました。まだ煙がくすぶる中でしばし立ち尽くし、気持もどんどん沈みこんで、同行者と交わす言葉が極端に少なくなっていったことを映画を見ながら思い出しました。


「武士の一分」 (藤沢周平原作、山田洋二監督・脚本、木村拓哉主演)

5935338(bushi2j.jpg

東北の小藩の下級武士、三村新之丞は藩主の食事の毒見役(鬼役)。
妻の加世と穏やかでたのしい生活を送っていましたが、ある日、貝の毒にあたり失明。

妻が家禄を守ることと引き換えに、上級武士の番頭(ばんがしら)・島田藤弥に脅されて弄ばれます。

そのことを知った彼は、目が見えぬ体で島田に果し合いを挑みます。
命を懸けてでも譲れぬ一線、武士の一分です。

既成のチャンバラ映画とは常に一線を画す山田監督の実証的な演出が冴えます。着る物、布団、食べるもの、身の回りの道具、家屋、どれひとつをとっても手抜きがありません。

多分、その頃の生活はこんな風だったのだろうなとどんどん引き込まれます。見てのお楽しみですが、最後の果し合いシーンは秀逸。決闘で相手を一刀両断するなんてことは、実際にはほとんどなかったのでしょう。
posted by kathy at 11:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする