きのうは久しぶりに朝から雨。
映画「UDON」を見てきました。
私は
だれじゃ帳に「朝うどん、昼にラーメン、夜パスタ」の句?を堂々と載せる知る人ぞ知る「超メン食い」。題名に惹かれてぶらり雨の中、シニア料金(1000円)で館内に。
讃岐うどんを題材にご当地ブームの悲喜こもごもを扱った作品でした。内容は喜劇なのですが、客席からは笑い声があまり聞こえません。笑えない話だったのです。
ブームを仕掛ける人間、それに乗っかる商売人、客の回転をよくするためにメンを細くして茹で時間を短縮する店。クルマで渋滞する通りには往復5万円の飛行機に乗って食べに来た客たちが残した空き缶、ごみ…。
「あれを食べてきたよ」を知人に語りたいだけの客…。彼らは、仕掛け人が企てた次の流行を求めて去っていく。
残ったのは、小さいときから毎日のようにUDONを食べ続けてきた地元の人々…。UDONを愛するなんて気持からではなく、体の一部なんですね。米と日本人のように。
以前、テレビや雑誌でとり上げられたラーメン屋を訪ね回ったことがありますが、長い行列の後でようやく食べた1杯は、大体が「特に感動無し」のレベルでした。
また、行きつけのうまかったラーメン屋が有名雑誌でとり上げられて行列ができ、店は改装、値段も少し上げ、知らない店員も増えた結果、味が落ちて、行かなくなったことも。
HANAKOブームというのもありましたね。レストラン、甘味処、旅館…、紹介されたところは、その後どんな道をたどっているのでしょうか。
流行(ブーム)を追いかける人のために「地場」を売り物にすると、遅かれ早かれしっぺ返しが来ます。結論は、地道な「地産地消」ということですかね。
私は、今日も朝から納豆、オクラ、シラス、ネギ、わかめ、卵などの具沢山ぶっかけUDONです。メンは加ト吉の冷凍「讃岐うどん」。
posted by kathy at 11:56|
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